ワキガ・多汗症はどんな症状が起こるのか

ワキガ・多汗症の原因は脇の汗腺

強い臭いを発するワキガの原因となるのは、皮膚に生息する雑菌が汗を分解することです。誰でも汗はかくものですが、臭う人と臭わない人がいる理由は、汗が出てくる汗腺の違いにあります。

普通の人が汗をかいたというとき、汗はエクリン腺から出てきます。しかし、ここで問題になるのはアポクリン腺です。というのも汗の成分に違いあって、この汗にはたんぱく質や脂質など、雑菌が好む栄養が豊富に含まれているからです。

この汗腺の量というのは、人によって個人差があり、臭う人は汗腺の量が多いことがわかっています。この汗腺の量の違いは症状の違いにも表れており、軽度であれば夏場など大量の汗をかいたときに臭いを感じる程度ですが、重度となれば冬場でも周辺の人が臭いを感じるくらいの強烈なものとなってしまいます。

ワキガのニオイを抑える対策

ワキガは汗が雑菌に分解されることが原因ですから、制汗剤で汗をかかないようにしたり、こまめにタオルでぬぐう、シャワーで洗い流す、殺菌作用のある石鹸で雑菌の繁殖を抑えるといったことが有効です。

でも、根本的な解決をしたいのであればアポクリン腺を手術で除去してしまうというものが一番効果的です。エクリン腺は残っているので体温調節は変わらず行うことが出来ます。

しかしながら、アポクリン腺を除去しても、怪我が治るように再生してしまいます。人によっては数年で再生してしまいますから、再発をしたときに再び除去する費用は無料としているクリニックを選ぶと安心です。

多汗症の原因

多汗症の原因の多くは、自律神経のうち、興奮状態をもたらす交感神経が過敏な状態になってしまうために、手や足の裏、脇などにあるエクリン腺より大量の汗をかいてしまうというものです。

交感神経は普通、人前でスピーチをするときや受験をするときのように、緊張する場面で働きます。

そのような場面で交感神経が過敏になってしまうと、大量の汗をかいてしまい、それで大事なものを濡らしたり、周囲にいる人に心配されたりしてしまうと、さらにストレスがかかり、緊張が増してしまいます。

それによって対人関係をうまく築くことが出来なくなることもあります。

また、膠原病など別の病気が引き金となっていることもあります。そういう場合には、その病気の治療をしなければ、症状は治まりません。

多汗症の対策にはまずは制汗剤

多汗症の対策としては、汗をかかないように制汗剤を使うことが最も簡単な方法です。それから心理的な要因が引き金になるわけですから、医師によるカウンセリングも治療法としては効果的です。

交感神経の異常に対しては、抗コリン薬のように自律神経の働きを抑制する薬で対処することもあります。ただ、副作用も出てくる薬なので投薬治療は慎重に行わなければいけません。

さらに、汗をかかないようにしたいというときにはエクリン腺を除去したり、交感神経を電気メスで切断してしまう手術というのもあります。エクリン腺は再生する可能性がありますが、交感神経は再生する心配はないので高い効果を得られます。